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愛の一字 父親 福沢諭吉を読む 【書評再録】 | |||
●福沢手帖評(1998年3月号)=父親としての福沢諭吉公と私に新しい光を照射したものとして、福沢に関心を抱く方々にご一読をおすすめしたい。
●福沢手帖評(1998年9月号)=これは、福沢諭吉を敬愛してやまない著者が、自分自身の言葉をできるだけそぎ落として、人の子としての、また人の親としての福沢諭吉の文章を、なれ親しんだ全集のあちらこちらから引いて、それらを巧みに流れるように編んだ詩華集である。それはあたかも、埋もれた史跡を地元の物知りの古老によって言葉少なに案内されるに似ている。 ●学鐙評(1998年4月号)=本書は、昨年福沢協会の読書会での3回にわたる講演をまとめたものである。第一回は『福翁自伝』から、諭吉の幼少年期の父の遺風と母の感化について、第二回は、『福沢諭吉子女之伝』『ひゞのをしへ』から、子供の教育について、第三回は、米国留学中の息子達にあてた私信から、人生への指針についてを読みとく。「拙者が貴様に対し愛の一字は徹頭徹尾拙者の目を瞑するまで変化せざるもの……」という一太郎宛書簡に、父としての愛情が溢れ出ている。 | |||
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