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開発フィールドワーカー

【書評再録】


●国際開発ジャーナル評(2001年2月号)=『国際協力・地域開発メーリングリスト』を主宰する論客による待望の書き下ろし。
「豊かさ」「リアリティ」「参加」「プロジェクト」「ジェンダー」「緊急援助」「マクロ経済」「PCM」など、65項目のポイントを押さえながら著者の豊富な経験と多くの日本人開発ワーカーの体験に基づきわかりやすく説明している。その中で問題や矛盾の核心に迫り、開発ワーカーが持つべき多くの視座を与えてくれる。
本書は開発ワーカーのためのハウツー本ではなく、そのような能力を磨くためのガイドであり、ヒント集である。多くの学生、現場のワーカーに一読をお勧めしたい。

●JICAフロンティア評(2001年2月号)=青年海外協力隊員として、さらに社会林業・参加型開発のJICA専門家として、ホンデュラス、ネパール、タンザニアなどで長年活動してきた著者は、参加者約2400人の国際協力・地域開発メーリングリストを主宰している。そこでは多くの国際協力関係者から、開発についての疑問・悩みなどが寄せられ、活発な議論が展開されてきた。本書はこれらの発言などを参考に、著者のフィールドワーカーとしての経験から、さまざまな問題を考えようとするものだ。
開発援助のみならず、日常の場面でも必要な視点が随所に込められている。著者自身が開発に携わって、常に「本当にこれでいいのだろうか」と自問していることがよくわかる、真摯かつ真剣な好著である。

●教育新聞評(2001年4月26日)=様々な「開発」の仕事に携わる人、それを目指す人のためのヒント集。
現場の悩みや開発理論の疑問などを、ていねいに説明し、読者の視点の選択肢を豊にしてくれる。日本国内の公共事業や地域活性化・社会開発のテキストとしてもぴったりだ。
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