| |||
これでわかる本物 水・塩・みそ・しょうゆ 【内容紹介】●本書「はじめに」より | |||
遺伝子組み換え食品や環境ホルモンなどの危険性が、マスコミで報じられるようになり、市販の食べ物に不安をいだく多くの人たちが、宅配、産直、自然食品店などでより安全な食べ物を求めるようになってきました。最近では、スーパーやデパート、通販でも求められるようになりました。
これらは自然食、無添加、有機栽培などの表示で、安全性を強調しています。これらを称してオーガニックといっているようですが、日本では明確な定義があるわけではありません。 この中で、原材料がすべて無農薬・無化学肥料三年以上の田畑で生産された農産物、食べているエサがすべて有機農産物で平飼い無投薬の畜産物、自然海塩、地下水や湧水などの安全性の高いもので、合成添加物、天然添加物、加工助剤、キャリーオーバーなど一切の添加物を使っていないオーガニック食品はどれくらいあるでしょうか。1割もないでしょう。 中にはオーガニックの認定マークがついていたり、「無添加」「合成添加物は使用していない」と表示してあっても、天然添加物や加工助剤を使っているものもあります。 天然添加物は原料が天然のものでも、化学薬剤を使って製造しているものがほとんどです。また、天然のものでも有害なものがあります。 といっても、化学農法農産物や添加物を使っているオーガニック食品を売ってはいけないといっているのではありません。地球全体の水も空気も化学物質で汚染されている世の中ですから、100%安全なオーガニック食品などありません。 認定マークも必要でしょうが、生産者は、どういうものを原料に、どのような方法で製造したかをはっきり消費者にわかるように明記し、情報公開すべきだと思います。 そこで私たちは、オーガニック食品の内容をできるだけくわしく調べ、みなさんに情報を提供し、オーガニック食品を選択するうえにおいて、少しでも参考になればと思い、本書を刊行することにしました。 | |||
トップページへ |