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地雷リポート

著者……神保哲生 →→著者略歴と主要著訳書
2400円 ●2刷 四六判 370頁 1997年11月発行

「ニュース23」などで活躍するジャーナリストが、対人地雷廃絶への熱意をこめて取材した緊急リポート。
ワシントンの連邦議会、NGOからアジア・アフリカの地雷原までを徹底取材。
世界の地雷廃絶への大きなうねりと、自ら製造し、100万個以上の保有をつづける「地雷大国ニッポン」の姿を追う。

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【主要目次】
第1章 地雷との出会い
  • 1億1千万個の地雷が眠る星
  • 人道問題そして南北問題・日本の問題
第2章 対人地雷問題の基礎知識
  • 地雷とは何か
  • 地雷の特徴
  • 地雷の歴史
  • 地雷の種類と特徴
  • 爆破型地雷
  • 破砕型地雷
  • 跳ね上げ型地雷
  • 散布型地雷
  • ハイテク化する対人地雷
  • 地雷をめぐる世界の状況
  • 地雷の製造と貿易の現状
  • 地雷被害激増の背景
  • 地雷除去の現状
  • 地雷被害の実態
第3章 1500万個の地雷が眠る国アンゴラ
  • 戦争に明け暮れたアンゴラの歴史
  • アンゴラの対人地雷問題
  • アンゴラの地雷被害の実態
  • 日本から最も遠い国アンゴラ
  • 予期せぬ珍客
  • ヨーロッパ経由でいざアンゴラへ
  • 頼りになるアシスタント
  • キンシャサからルアンダへ
  • 救世主現わる
  • 地雷に囲まれて暮らすルエナの人々
  • 地雷除去のスペシャリストMAG
  • 地雷原に入る
  • ディマイナーという世界で最も危険な仕事
  • 故郷を失った人々
  • 「MAGルエナ支部」
  • デービッド・ターナーという男
  • ディマイナーは子どもたちの憧れ
  • 苦労の連続だった地雷除去隊の育成
  • 辛抱が全ての除去作業
  • ルエナからルメジへ
  • ルメジのMAG
  • 厳しい地雷除去隊への道
  • 地雷を使う側の論理
  • 活気に満ちていたルエナの中央市場
  • 過小評価される地雷被害の実態
  • 地元の人も怖がる州立病院
  • 無事アンゴラ脱出に成功?
第4章 カンボジア・リポート
  • カンボジアと日本
  • カンボジアの地雷被害の現状
  • カンボジア内戦史と地雷
  • カンボジアの地雷使用のパターン
  • UNTACと地雷
  • 天国から地獄へ
  • バッタンバンへ
  • キロ三八村の地雷原
  • 地雷除去を待つ人々
  • バッタンバンという町
  • 赤十字のバッタンバン義肢センター
  • 義肢を求めて集まったポル・ポト派の脱走兵たち
  • 負傷したディマイナー
  • アンゴラ・カンボジアを取材して
第5章 オタワ・プロセス---対人地雷全面禁止条約と日本
  • 国際法と地雷
  • 地雷議定書・第2条
  • 地雷の無差別性と無差別使用
  • なぜ全面禁止なのか
  • 総論賛成・各論反対の日本
  • 全面廃絶は最も現実的なオプション
  • オタワ会議
  • ジュネーブとオタワ、どっちが理想主義的か
  • アメリカの地雷スタンス
  • アメリカの条件闘争
  • 日本の立場
  • アメリカの反地雷キャンペーン
  • 矢面に立つ地雷メーカー
  • 日本の選択
  • 地雷会議で出会った意外な人物
  • 地雷メーカーのマッチポンプ
  • 日本の地雷メーカー
  • 日本の地雷政策
  • 意外なブレークスルー? 小渕発言
第6章 この世から地雷を無くすために
  • 援助団体、NGOへの協力
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