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動揺病
ヒトはなぜ空間の奴隷になるのか

著者……高橋正紘 →→著者略歴と主要著訳書
5000円 A5判 488頁 1997年6月発行

車酔いや船酔いはなぜ起きるのだろうか。
魚類からヒトにまで受けつがれてきた「動揺病」。
そこには間違いなく進化の過程で、空間をあやつる巧妙なしくみが隠されてきたはずだ。
著者は、長年にわたる研究・実験を重ねて、ついに「動揺病」をめぐる謎の正体を解明した。

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【主要目次】
第1章・古い世界、新しい世界
  1. 曲がりくねった道
  2. 研究のニュー・ウェーブ
  1. 闇と光
  2. 女の園
第2章・眼球運動の掟
  1. 迷路の秘密
  2. 0.85ヘルツの回転椅子
  1. 研究室のドリンカー
  2. 動く頭、揺れない世界
第3章・脳の窓
  1. 敵機とミサイル
  2. 眼球運動と重力
  1. ヒトとサルの深い溝
  2. 一冊の本
第4章・動揺病との出会い
  1. 動揺病をめぐる謎
  2. 生物学研究の本音
  1. 研究のための七か条
  2. 上下逆転と左右逆転
第5章・頭の中の空間
  1. メルビル・ジョーンズ教授のヒラメキ
  2. ゴミから拾ったダイヤモンド
  1. 航空管制センター
  2. 頭の中の空間
第6章・酔いと揺らぎ
  1. 狭いレールに何秒立てる
  2. 困惑
  1. 教習所のベテラン運転手
  2. 諸説紛々
第7章・天動説と地動説
  1. 内耳センサの役割
  2. 糸の切れたマリオネット
  1. 幼児はなぜ酔わない
  2. ローラー作戦
第8章・主人に仕える奴隷
  1. 奴隷を通して主人を探る
  2. 起立の不思議
  3. 的と弾痕
  1. 愚直の一念
  2. ある会話
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