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オランダ流御典医 桂川家の世界 江戸芸苑の気運

【書評再録】


●読売新聞評(1994年6月20日)=「解体新書」の翻訳者の一人として知られ、戯作者、狂歌師、外国通として江戸学芸の世界の中心にあった森島中良にスポットを当てる。平賀源内、大黒屋光太夫との交流は興味深い。

●歴史読本評=政治・経済・文化の中心点・江戸における、知的な交流場として機能した桂川家の歴史と、桂川甫斎の評伝ではあるが、そこで展開される世界はまさに「大江戸万華鏡」であり、江戸時代の都市文化誌ともいえる。

●歴史と旅評(1994年7月)=本書は、道楽の家桂川家の通人として生きた森島中良の知的遊戯人ぶりを描きつつ、政治的には封建世界にありながら近代的文化サロンを形成していた桂川家の世界を描出する。
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