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日本の鉄道こぼれ話

【書評再録】


●読売新聞評(1998年12月16日)=64の秘話、エピソードが収録されている。
楽しみながら、時には原点に戻って振り返る大切さを伝え、「正確な記録を」という熱意に満ちた著作の数々は、近代史の貴重な証言集ともなっている。

●鉄道ジャーナル評(1998年10月号)=沢さんの著作のすぐれているところは、それぞれのエピソードの出典を明記して、お話の信頼度が読者によく理解できるようにしていることである。
全部で64話が収録されている。1話あたり2〜5ページのごく短い話で、相互に脈絡もないが、比較的よく知られている話、珍しい話などおもしろく読むことができる。

●鉄道ジャーナル評(1998年8月号)=旧国鉄総裁室の修史課で『日本国有鉄道百年史』を編纂・執筆した“鉄道博士”が、知る人の少ない、とっておきの裏話を披露する第二弾。鉄道の創業期や建設にまつわる愉快な話、停車場や運転の興味深い話、政治家や異色の人々と鉄道との関係などを描き出す。イラスト満載で楽しく読める全64編。

●鉄道ダイヤ情報評(1998年8月号)=明治以降の鉄道建設に関する話題を中心に、鉄道関連のこぼれ話を一冊に集めた読み物。同様の書籍は数多いが、本書はベテラン執筆者が手がけただけに、歴史的に興味深い話題が数多く取り上げられている。軽いタッチながら、読み物というよりも鉄道史入門書といった趣もある。ベテランファンにも安心しておすすめできる。

●交通新聞評(1998年7月3日号)=本書は、好評を博した「日本の鉄道ことはじめ」の姉妹編である。
著者は国鉄総裁室修史課に勤務。「日本国有鉄道百年史」の編纂・執筆に携わった日本の鉄道史研究家の第一人者で、現在、昭和鉄道高等学校で教鞭をとっている。日曜日のNHKテレビ「クイズ日本人の質問」で、鉄道関係の質問に対する解説も行っている。
1話1話が独立し、1話が3〜4ページ(ほのぼのとしたイラスト入り)と読みやすく、気にかかるエピソードから読んでいけるという手軽さもあり、楽しみながら読める本である。

●赤旗評(1998年6月16日号)=120年余の長い歴史をもつわが国の鉄道。正史には記録されないが、時代背景を映しだす数々の埋もれた史実やエピソードがあります。『日本国有鉄道百年史』の編さんにかかわった筆者が、鉄道建設や運転にかかわる話、駅や鉄道業務のあれこれを紹介しています。
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