【主要目次】 |
第1章 鉄道創業のころ |
- 歴史はくり返す---江戸と横浜の通い蒸気船
- 新橋ステーションに和風技術---生かされた江戸期の工法
- 寝るにはまくらが必要---スリーパーの命名
- 子ゾウの運賃は金10円なり---貨物営業のはじまり
- お宝の小判が100枚---鉄道工事で掘り出す
- 水車をまわして換気装置---柳ケ瀬トンネルの工事
- 次郎長おやぶんの奔走---静岡〜清水港の馬車鉄道
- 線路に追われたキツネやタヌキ---山ノ手線の建設工事
- タコ部屋のはしり---北海道の鉄道建設史
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第2章 鉄道建設にまつわる話 |
- 黒人の流行歌から---レール湾曲機ジムクロー
- 道潅山が消えてしまった---隅田川貨物支線の建設
- サルが工事をじゃました---阪鶴鉄道の建設
- 喧嘩するいきおいで工事を---東郷大将と舞鶴軍港線
- まず村の生活を守る---あまるべ鉄橋の工事
- 利権屋VS地元の人びと---小海線(佐久鉄道)の建設
- これは大蛇のたたりか---折渡トンネルの工事
- ロングレールの開発---継ぎ目の強度をどうする
- 東京〜シンガポールを結ぶ夢---弾丸列車から新幹線へ
- 掘り出された安産石---関門トンネルの工事
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第3章 停車場ものがたり |
- お茶の産地に駅が---東海道線・堀ノ内停車場
- 暖炉をトイレとまちがえて---博多停車場の開業
- 土台木はボールトをもって---はじめての駅舎の耐震設計
- 設置をめぐる長いドラマ---三島停車場の誕生
- 話題をまいた万世橋停車場---今は交通博物館に
- 駅舎も列車も海中に---9月1日の根府川停車場
- 落語のネタにもなって---おもしろい駅名あれこれ
- 船のように浮いたビル---川崎駅の浮函工法
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第4章 運転にかかわる話 |
- チャーミングホイッスルの採用---ラッパから汽笛へ
- タブレットが登場するまで---単線区間の通行手形
- 1日90マイル以下に---機関車乗務の仕事
- 車軸からも煙がもうもう---たいせつな注油夫の仕事
- スプラックとスコッチで---客貨車の置いてけぼり
- 空転寺からうれしの森---東海道線の難所
- 三本の松の木が目標---列車ブレーキの苦心談
- 創業時のSL大爆発---越後鉄道の白山駅で
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第5章 鉄道営業のあれこれ |
- ランプと鉄道---駅夫の仕事はたいへん
- 人力車からタクシーへ---構内営業のうつり変わり
- 客車の屋根で踊りや昼寝---乗客風景いろいろ
- 急行列車が大サービス---川崎大師に臨時停車
- 「通弁」とか「遠行ボーイ」と---観光ガイドのはじまり
- 新婚旅行のはじまり---明治16年に熱海へ
- 電気うちわは危険---車内のサービスに蚊帳も
- 「汽笛一声新橋を……」---大ヒットの鉄道唱歌
- ガイドブックのはしり---型やぶりの旅行案内
- コーヒー5銭、昼食80銭---国鉄食堂車の歴史
- 最初のアメリカ観光団---京都から横浜、日光へ
- やぶ蚊にまいった!---戦時下の女子改札掛
- 峠の釜めしものがたり---女社長のひらめきで
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第6章 政治家と鉄道 |
- 四国視察旅行で大かんげい---後藤新平と軽便鉄道補助法
- 熱海を経由した東海道線---三浦梧楼のいっかつ
- 小海線の調査で落馬---政友会のボス小川平吉
- 国会で強硬な修正意見---土讃線と白石直治
- なべづる線の建設---大船渡線と佐藤良平
- 田んぼのなかに政治駅---東海道新幹線と大野伴睦
- 選挙のみやげに急行停車---深谷駅と荒船清十郎
- 雪に勝つ交通体系を---田中角栄と上越新幹線
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第7章 鉄道と異色の人びと |
- 江戸なごりの粋人---平岡熈の本業は技師
- 小唄の作詞で知られた---保線課長の三村周
- 70周年記念でオケの指揮---山田耕筰は電信ボーイ
- ドイツ皇帝も知る音響学者---汽車課長・田中正平の才
- 和風建築の鬼才---運輸課長・久保扶桑の余技
- 芸名は駅弁の名から---浪曲家の桃中軒雲右衛門
- 力自慢は保線の仕事で---鉄道省に相撲部が誕生
- 作者不明のミステリー---電気工事部次長・関四郎の小説
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