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鼻の相談室 なやむ患者となやまされる医師

【書評再録】


●耳鼻臨床評=相談室の15年と、合わせて60年に近い鼻科学とその臨床に医学教育者と著者自身の慢性副鼻腔炎患者としての視点を加え、医師はなやむ患者に対しどのような態度で臨むべきかを説かれたものである。
本書は鼻疾患を主題としているが、患者を中心とした考えに立脚した診療について書かれているのですべての耳鼻科医の日常診療に非常に参考になると考えた。一読を勧めたい。さらに、特に研究と臨床を両立させている若い耳鼻科医に推奨したい。
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