トップページへ

鼻の相談室
なやむ患者となやまされる医師

著者……高橋良 →→著者略歴と主要著訳書
1800円 四六判 162頁 1992年5月発行

慈恵医大名誉教授・国際鼻科学会会長の著者が、「人間のための医療」を心がけ、相談室を開いて十余年。
その間に訪れた患者さんたちのさまざまな病態や診断について、また治療のあり方や考え方などを、具体的な例をあげながらやさしく解説する。

内容紹介のページへ 書評再録のページへ 読者の声のページへ
【主要目次】
第1章・「鼻の相談室」の十余年
  • 病院のかわりに相談室
  • なぜ患者は「鼻の相談室」にやってきたのか
  • 診療の日時を予定した意味
第2章・十余年間の患者さんたち
  • 新患数は489名
  • 患者の訴えにまつわるもの
  • 鼻の病気と治療の特徴
  • 手術例についての検討
第3章・鼻の診察をカルテから診てみよう
  • 外鼻と鼻中隔との関係の例
  • 鼻中隔と鼻腔側壁との関係の例1
  • 鼻中隔と鼻腔側壁との関係の例2
  • 鼻腔側壁と鼻腔底との顕著な粘膜肥厚の例
  • 鼻腔粘膜全体の肥厚と鼻中隔弯曲の例
  • ポリポージスの例
第4章・病名と診断と病態について
第5章・さまざまな鼻の病態
  • 鼻中隔の形態の異常について
  • 鼻腔側壁の形態の異常について
  • 鼻腔粘膜の病態について
  • 慢性副鼻腔炎の病態について
  • 鼻腔の通気腔の病態について
  • 鼻腔の過去、現在と将来との関係について
  • 患者への病態の説明はどうするか
第6章・治療について思うこと
  • 総論的に眺めてみる
  • 治癒までの自覚所見と他覚所見とのかかわり
  • 治療を実施することになると
  • 鼻腔の読みの深さ
  • 治癒する機転と後治療について
第7章・鼻のアレルギー
  • アレルギー性鼻炎について
第8章・医原性疾患とは
  • 鼻内手術の副損傷について
  • 鼻副鼻腔の手術研修会をはじめる
  • 鼻の医療事故というもの
第9章・人間のための医療を
第10章・医学教育と専門医教育
  • 医局というところ
付・私自身の鼻への回顧
  • 鼻で悩む方、悩まされる専門医の参考に
トップページへ