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野鳥の生活シリーズ

【書評再録】


●野鳥評(1997年11月号)=鳥の調査・研究に興味をもつ中高生やアマチュア研究家の方に
信州大学の羽田研究室の学生たちによる鳥類研究の裏話集。なわばり、樹洞巣と巣箱、食物、天敵と防衛といったテーマ別の構成。鳥の生活に配慮した調査方法の注意点にも言及している。

●バーダー評(1997年11月号)=本書の初版は1975年に出版され、研究者のみならず、多くのバードウォッチャーに愛読されてきた。1993年の第11刷を最後に品切となっていたが、このたび多数の要望により新装版が刊行される運びとなった。
34種の鳥類の生態を紹介するとともに、論文には出てこない裏話を披露している。今回の新装版では、カラーページは4ページ、写真は差し替えられている。

●やましな鳥研NEWS評(1998年10月号)=日本産の34種の鳥のおもに繁殖生態について、一般向けの読み物ふうに解説したものです。解説は、その種を研究した研究者が担当し、一種あたりだいたい4〜5ページで、気軽に読める分量にまとまっています。
バードウォッチャーの方たちにとって、本書に盛り込まれた鳥たちのさまざまな話題は、バードウォッチングの楽しみを増してくれるでしょう。また、野外での実際の調査のようすが随所に描かれていますから、将来鳥の生態研究を志す若い方たちの読み物としても有益だと思います。さまざまな鳥の生態がこういった手軽な本で引き続き読めることは喜ばしいことです。

●WWF(世界自然保護基金)評(1997年9月号)=ウグイス、ヤマガラ、クマタカ、コアジサシなど、34種の野鳥の生活を、「なわばり」「樹洞巣と巣箱」「食物」「天敵と防衛」の四つのテーマから、わかりやすく解説している。野外で鳥の姿を眺めて楽しむ観察から、普段は見えない鳥の生活ぶりを知る、一歩進んだ観察へのステップアップになりそう。バードウォッチング経験者はもちろん、全くの初心者にもおすすめの一冊だ。
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