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流域一貫 森と川と人のつながりを求めて

【書評再録】


●林政ニュース評(1999年8月6日号)=流域には、森があり、川があり、農地や都市があり、人々の生活がある。そのつながりをもう一度築き直すことをライフワークにしている、北海道大学の中村教授が著した。
アメリカ、スイス、ドイツなどの先進的な河川管理手法を紹介しながら、総合的な土地利用のあり方を示している。
森林についても、現行の保安林制度のように、単一の機能だけで森林を評価することには問題があると指摘、「森林あるなし」といった単純な比較から、地域特性を考慮した機能評価へ、さらに単一機能論から総合的な森林評価へ向かうことが重要であると提言している。
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