柴崎達雄(しばさき たつお)略歴
1933年東京生まれ。1955年東京教育大学理学部地質学鉱物学科卒業後、農林省技官として、農林省農地局および九州農政局勤務、1965年退官後、フリーの地質コンサルタントとして、日本国内および海外各地の地下水資源開発ならびに保全事業に従事するとともに、「水収支研究グループ」を組織し、住民の立場に立って地下水公害・環境問題の解明に取り組む。その後、東海大学海洋学部教授。1985年には日本学術会議第一三期会員となり、米国環境保全庁地下水モデル評価運営委員を経て、国立インドネシア第四紀地質研究所所長として四年間にわたり海外生活を送る。1992年に帰国後、新潟大学理学部教授を歴任、現在は地球科学研究センター代表として、ボランティア活動を進めている。 1983年には、「水収支の研究・地下水学への貢献」により、日本地質学会賞を授与される。
理学博士・技術士(応用理学)。
主な著書
『地盤沈下』(編著)三省堂、『第四紀』『地下水資源学』(編著)以上共立出版、『地学事典』(編著)『沖縄の自然』『日本の自然』『同英文版』『カラーシリーズ日本の自然全一〇巻』(編集代表)以上平凡社、『地下水盆の管理』(編著)、『大震災−そのとき地質家は何をしたか』『地下水盆の環境管理―英文版』(編集)以上東海大学出版会『略奪された水資源』-『おいしい水は宝もの』『よみがえれ生命の水』(編集)『農を守って水を守る 新しい地下水の社会学』(編著)『ジャワ原人二〇〇年の旅』以上築地書館など多数。

トップページへ