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悲劇の島・東チモール
その自然と人びと

著者……島田イク郎 →→著者略歴と主要著訳書
1400円 四六判 156頁 1990年3月発行

東チモールは約400年間、他国からの支配下におかれてきた悲劇の島ですが、一方この島は、化石の宝庫として、また地史学的問題や鉱産資源でもたいへん重要な魅力のある島です。
本書では、自治権問題で揺れる東チモールの自然、風土、生活を紹介するとともに、日本軍の占領、ポルトガル植民地からの独立を間近にひかえての内乱、インドネシアの軍事介入による一方的な併合へとつづく悲劇の歴史を、東チモールの自治権問題も含めて言及します。

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【主要目次】
第1章 東チモールの地質
  1. チモール島
  2. 東チモールとの出会い--赤い土と隆起サンゴ礁
  3. スンダ弧とバンダ弧
  4. 東チモールの地形概観
  5. 京都大学探検部チモール島調査隊の記録--忘れられた南の島
  6. ウムフローフェの東インド諸島の調査の足跡
  7. オードレイ・チャールズのポルトガル領チモールの地質調査
  8. 東チモールの地質層序
  9. 燐鉱石(グアノ型燐灰土)を求めて
  10. 東チモールの石油地質
  11. ゴンドワナ大陸、テーチス海にまつわる問題
第2章 東チモールの風土・生活
  1. 東チモールの言語
  2. チモール人の生活様式
  3. チモールコーヒー
  4. 無人島のジャコ島に渡る
第3章 悲劇の島
  1. 東チモール--ポルトガル400年の植民地(ポルトガルの政変)
  2. 東チモール紛争
  3. 太平洋戦争--日本軍のチモール占領
  4. 日本チモール協会
  5. 東チモール問題
  6. 東チモールに自決権を
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