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不老不死と薬 薬を求めた人間の歴史 【書評再録】 | |||
●読売新聞評(1992年5月11日)=錬金術、それは黄金を作り出すばかりではない、いつまでも年をとらない不老不死の薬を求める術。仙人願望にまでさかのぼる古代中国の薬の歴史、正倉院の薬物調査から掘り起こす古代日本の薬の物語、すぐれた医術をもつエジプトを起点とする西洋の文化と薬の歴史など、薬を求めた人間の歴史を見る。
●毎日ライフ評(1992年8月号)=著者は薬物学の徳島大学名誉教授。中世までの東西思想の根幹だった錬金術思想をもとに薬を求めた多くの人々のエピソードから、薬の歴史を解説する。錬金術思想は東西では様相を異にするが共通性があり、医学と科学技術の根本原理で現在の化学はその一部が進歩したものである。全体が一望できる。 | |||
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