訳者はじめに
第1章 未知なる宇宙への旅
第2章 宇宙で暮らす、その前に
・人間とは?
・人間の定義
・直立姿勢
・自由に動く腕と手
・はっきりと焦点の合った立体視可能な目
・大きくて複雑な脳
・会話力
・性的差異の少なさ
・狩猟文明と近代文明
・開放的な環境
・働くことと遊ぶこと
・形式化されたグループ行動
・宇宙生活への応用
第3章 呼吸のシステムと大気
・地球の大気
・酸素
・圧力
・酸素が不足すると発生する症状
・酸素欠乏症
・低酸素症と酸素欠乏症の防止
・圧力不足の影響
・過呼吸
・窒素と潜水病
・一酸化炭素中毒
・呼吸のために必要な気圧と大気
第4章 温度と湿度の調節
・地球上での温度環境
・相対湿度とは?
・相対湿度の測定
・体温調節
・温度と湿度の指標
・高温の肉体的影響
・低温の肉体的影響
・温度と熱
・熱移動の方法
・空気の移動による影響
・快適な温度と湿度
・「人間」と呼ばれる熱機関
・衣服の発明
・温度と湿度の許容範囲
・高熱症と高体温症
・低体温症
・温度と湿度の調節
第5章 加速についての基礎知識
・加速度とは?
・加速の知覚
・加速と重力
・重力の測定
・加速度の影響
・加速度データの必要性
・加速度データの入手
・加速度への耐久力
・連続的な加速度への耐久限度
・加速と衝撃からの保護
第6章 無重力空間での生活
・なぜ無重力なのか
・ニュートンの研究
・無重力の知覚
・落下中のエレベーターアナロジー
・瞬間的な無重力体験
・無重力の影響
・無重力環境への順応
・めまい
・長期間の無重力環境の影響
・心臓血管システムの変化
第7章 人体に有害な放射線
・バンアレン帯
・太陽から放出される素粒子
・エックス線の影響
・放射線の種類
・放射線の感知能力
・放射線の影響
・放射線の測定
・自然界の放射線量
・深刻な放射線被爆
・宇宙での放射線
・宇宙線
・太陽フレア
・放射線に対する人体の保護
第8章 栄養と衛生の管理
・地球での栄養
・宇宙での栄養
・体に必要な栄養
・水分の必要量
・栄養バランスのよい食事
・微量栄養素の欠乏
・それほど重要でない栄養素の欠乏
・宇宙での食事
・食べ物と志気
・宇宙での食糧育成
・食物の保存と貯蔵
・基本的な排泄問題
・宇宙衛生設備の歴史
・閉鎖的な循環システム
第9章 宇宙での作業
・宇宙での作業の基本的な問題
・浮力を利用した無重力模擬実験
・無重力空間での作業
・特殊な道具
・宇宙での作業の肉体的側面
・作業用宇宙服の設計
・遠隔操作
・遠隔操作における問題
・人工知能の役割
・遠隔操作システム(マニピュレータ)
・宇宙のクレーン「ウォルド」
・宇宙における個体や液体の取り扱い
第10章 人間のためのデザイン
・人間が操作する機械のミス設計
・経済主義の服飾デザイン
・人体測定学と人間工学
・人体測定
・人間のサイズ
・人体計測データの利用
・人間工学における測定の原理
・人間の反応時間
・人間・機械(マン・マシン)システム
・ディスプレイの原理
・ディスプレイの種類
・重複性と「一致のトライアングル」
・複雑な装置のためのディスプレイ
・コントロール・メカニズム
・人間のためのデザイン
第11章 宇宙と娯楽
・娯楽の必要性
・作業能力に関する実験
・疲労が及ぼす影響
・自然の時間周期と体内時計
・時差ぼけが及ぼす影響
・宇宙の一日周期
・仕事・休憩のサイクル
・無重力下での睡眠
・宇宙での食習慣
・宇宙での運動
・無重力下での新しいスポーツ
・宇宙での人間関係
・宇宙での男性と女性
第12章 宇宙における健康と医療
・宇宙飛行士の健康条件
・宇宙旅行への医学的条件
・宇宙における伝染病
・隔離の必要性
・宇宙製医薬品
・個人の衛生
・衛生管理の実現と取り組み
・廃棄物処理衛生
・加圧宇宙服における汚物処理
・宇宙医学
・緊急医療あるいは応急処置
・救急医療技術
・宇宙医療施設
・宇宙での健康維持
第13章 スペースプレックス(宇宙総合施設)の建造
・スペースプレックスの基本的な二つのタイプ
・回転式スペースプレックス
・コリオリの力が及ぼす影響
・回転および重力勾配に対する人間の許容度
・遠心力の利用
・擬似重力の発生と宇宙酔い
・無重力スペースプレックスの建造
・無重力スペースプレックスでの生活
第14章 宇宙生活に向けて
・宇宙コロニーの理想
・組織の定義
・宇宙での法律
・文化
・初期の社会科学
・社会制度の制定
・宇宙における組織制度と文化
・準軍事的なスペースプレックス組織
・技術官僚的なスペースプレックス組織
・自主参加型民主主義のスペースプレックス組織
・組織の機能に必要なもの
・宇宙組織制度の出現
・宇宙での社会革命
・宇宙の貨幣
・宇宙における社会的実験
第15章 偉大な一歩
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