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三峡ダムと日本

著者……鷲見一夫 →→著者略歴と主要著書
3200円 A5判 324頁 1997年8月発行

三峡ダム建設の問題点--住民移住、堆砂、ダムの安全性、歴史・文化遺産の保護、資金問題を詳細に検証するとともに、三峡ダム建設をめぐる日本と世界のハイドロ・マフィアの実態を究明。
河川の合理的管理から離れ、ダム建設自体が自己目的化した「巨大ダム開発の世紀」の終焉を予感させるレポート。

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【主要目次】
第1章・三峡ダム構想とは
1.長江と治水2.三峡ダム建設構想
第2章・ハイドロ・マフィアの動向
1.世界のハイドロ・マフィアの動向
2.日本のハイドロ・マフィアの動向
3.発電機をめぐる受注戦争
第3章・ハイドロ・マフィアに奉仕する輸銀と通産省
1.国会議員とNGOを欺いた輸銀と通産省2.輸銀と通産省のデタラメな調査報告書
第4章・住民移住問題
1.「開発型移住」指針2.住民移住の実情
第5章・堆砂問題
1.「蓄清排渾」
2.長江の土砂含有量は、増えていない?
3.卵石、礫石は動かない?
第6章・ダムの安全性の問題
1.仮ダムの安全性
2.山崩れ、地滑り、土砂崩れの問題
3.ダムの耐震性
第7章・歴史的・文化的遺産の保護問題
1.破壊されつつある史跡
2.三峡の歴史的・文化的遺産
3.三峡ダム建設と文化財保護
4.建前と実行の違い
第8章・資金問題
1.「釣魚プロジェクト」2.ダム建設は、資金的に続くのか?
資料
●三峡プロジェクトに関する日本輸出入銀行の調査結果とコメント
●「人権アセスメント実施要求項目」に対する日本輸出入銀行の回答とコメント
●文化財保護に関する江沢民総書記と政治局常務委員会への書簡
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