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私の犬

【書評再録】


●ダ・ヴィンチ評=シェパードのイリスの章はぜひ読んでほしい。2度の近親交配で生まれたイリスは、利発な反面、異常に神経過敏でしばしば心臓障害を起こすほどだった。著者が自らの企てを償うように、どの犬よりも彼女に愛情を注ぐさまが胸に迫る。

●全猟評(1992年4月号)=約半世紀の年月を超越して感銘を与える内容だ。愛犬、イリスやチムの話も感銘深いが、昭和10年に書かれた「忠犬ハチ公」についての評論は、ハチ公の神格化を批判したもので、当時の世情を考えると画期的な傑出した意見で、まったくそのとおりである。
ハンターにはこの本や「犬の生態」や「犬の行動と心理」などは必読の書であろう。
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