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親と子どもの感情BOOK 
---感情にきちんと向き合う子どもが育つ

【書評再録】

●月刊クーヨン(2002年2月号)
感情を上手に伝える方法がよくわかる2冊。(=「子どもに愛を伝える方法」とともに紹介)
相手を子どもに限定せず、パートナーに置き換えても役立ちます。 たとえば日ごろ、「こころから相手を思っているし、伝えているはずなのに、どうしてすれ違うの?」と感じているあなた。
実は愛情の伝え方には、大きくわけて5つの方法(ことば・スキンシップ・贈りもの・時間・サービス)があります。さらにどれによって示されると愛情を感じられるかは、受け手ごとに異なるのです。
もしかすると、あなたが愛情を示している方法と、相手が愛情を感じる方法は違うのかもしれません。
愛情を、正しい方法でしっかり伝えると、相手には自尊心が芽ばえます。そのために明日からでも実践してみたくなるスキルが、どちらの本にもいっぱいです。

●読売新聞大阪本社版(2003年1月18日)で紹介されました!

●月刊クーヨン(2003年1月号)
「キレる」ということばが聞かれるようになって久しい。
「キレる」というのはつまり、自分の感情とうまくつき合えていない、ということ。感情の爆発の仕方を間違え、暴力的になってしまっているということなのだ。
反対に、しあわせは、自分自身で「感じる」もので、親が子どもをしあわせに「する」ことはできない、と本書は言う。けれど、重要なのは、親は子どもをしあわせに「する」ことはできないけれど、しあわせの「感じ方を教える」ことはできるということ。そのために大切なのは、親自身も自分の「感情」についてよく知ること、だそうだ。
ここで、簡単なテストをひとつ。 いまあなたは、どんな「感情」をいくつ挙げられる? 「うれしい」「たのしい」「かなしい」・・・・・・。
もう詰まってしまったひとは、本書をご参考に。

●ステーション(生協冊子)1月号
著者インタビューとともに紹介されました。

著者インタビューより抜粋:
「キレる子の背景には必ずキレる親がいる」
「日本社会では、感情に重きが置かれていません。喜怒哀楽をあまり出さないのが理性的というイメージが強くて、感情とは何か、感情はどう表せばいいのかが教えられていない。」
「感情は日々感じるもので、感情には良いも悪いもない。また、止めることもできないもの。感情を抑圧するのは良くないし、抑圧すればするほど爆発するので、小出しにしていくのがいい。」
「よく、『男の子だから泣いたらダメ』と言いますが、男の子だって泣いていい。泣くのは素晴らしいことで、それで自分を癒している。親が子どもの感情を認めると、子どもは自分の感情と上手に向き合え、穏やかになれるんです。」
「ほとんどの親は、子どもの幸せは自分の幸せだと思い、子どもの感情を無意識のうちに支配しようとします。でも、親子であれ、親と子どもの感情は違う。今回の本でいちばん言いたかった点です。」
「子どもの幸せを願っていない親なんていません。でも、子どもの幸せは親が決めるものじゃなくて、子ども自身が決めるもの。親が望んでいる子どもの幸せと、子どもが感じる幸せはぜんぜん違うんです。その前提があるとないでは、子育ては全く違ってくるんじゃないでしょうか」

●神戸新聞(2002年10月26日)
「感情」を、現代の子どもの問題を読み解くキーワードと考え、親と子が共に自分や他人の感情ときちんと向き合うための技術を具体的、実践的に紹介している。
著者は米国で長年、親や子どもを支援する活動を続け、楽しく子育てをするプログラム「スターペアレンティング」の開発者として知られる。感情に振り回されず、自分の気持ちを落ち着け、問題を解決する力を身につけるために必要なステップを丁寧に解説。
子どもの発達段階や状況に合わせ、親はどうサポートすべきか、望ましい感情の表し方、コミュニケーションのあり方、トラブルへの対処法などにも触れている。

●毎日新聞(2002年10月24日)
“キレやすい”子どもが増えていると言われる。どうしたらわが子をキレにくく育てられるか。
親自身が自分の感情といかにうまく付き合うか。
さらに子どもの年齢に応じてどう働きかけていくか、それぞれのアイデアを紹介している。
実例に基づいて、「練習問題」もあり、子どもと自分自身にどう向き合うのか、ヒントを与えてくれる。
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