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種子散布1・2

【書評再録】


●バーダー評(2000年3月号)=種子散布は日本ではあまり研究されていなかったのだが、本書では国内の植物・動物研究者が、動物と果実の共進化について、さまざまな側面からアプローチした。植物から見た種子散布、動物から見た種子散布を知れば、自然界の不思議な関係にますます興味がわいてくる。

●遺伝評(2000年5月号)=種子植物はさまざまな種子分散の方法を進化させている。動けない植物が動ける動物を利用して種子を移動させる手練手管、すなわち種子散布の戦略には、「自然淘汰による進化」が作り出した巧妙で興味深い例が数多くみられる。
手ごろな厚さの2巻から構成される『種子散布--助けあいの進化論』は、種子の分散に動物を利用する植物と種子や果実を餌として利用する動物との関係とそれを支える種子や果実の形質に関する自然史と生態学の研究論文のアンソロジーである。当該分野の研究におけるわが国の第一人者たちの力作揃いの論文や解説は、主に『生物科学』誌などにすでに発表されたものであるが、何編かの書き下ろしも加えられている。
全体として植物の側からの視点に偏らず、動物の側からの視点がよく効いていてバランスがよい。随所に置かれたコラムには、果実にまつわる肩の凝らない話題が取り上げられており興味深い。
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