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「賢い消費者マナー」教えます

【読者の声】


●女性(42歳)=いっきに読みました。
「買ってはいけない」もおもしろかったですが、こちらの方が私には良かったです。
問題がトータルに、適切な視点で語られ、消費者としてどうすべきかが、おのずと気づかされる構成になっているからです。


以下、「読み終えたあとの主婦の一人言」として寄せられた文です。

主婦はおしゃべりが大好き。回覧板を届けにいって2時間の立ち話。犬を散歩させている友人が加わってさらにまた……なんてことも。今年卒業した子どもの就職のこと、パートでいっている会社のこと、食べ物から化粧品から、政治にたいする不満まで。一生懸命働いている夫には申し訳ないが、このおしゃべりはなによりのストレス解消であり、耳寄りな情報交換の場なのだ。
ある知人が、「あそこが作っているサンドイッチは私は絶対食べない」という。聞くと彼女はそこに働きにいって、作る工程や添加物の使われ方をみて、怖くなったのだそうだ。
「知らぬが仏」という諺があるが、今の社会全体、なにやらおかしい。情報はあふれるほどなのに、肝心のことはほとんど知らされてこない。何かの不祥事や事故が起きて、業界の実態が白日の下にさらされて、やっと一般の人は事実を知るといったことでは、自分で防衛手段をとることもできない。
できるだけ、安全に安心して暮らしていきたいと思う。業界も政治も、いいことばかりを宣伝するのでなく、悪いことの方も告知して、消費者の判断力を鍛えてほしい。
そう言えば、ある食品製造会社の管理職の人がいってたっけ……。「今、いちばん無知なのは消費者ですよ。企業は生き残るために必死です。環境問題や衛生管理の問題についても最先端の投資をしています。なのに、消費者は相変わらず安いとか見栄えとかイメージで買い物をしている。消費者の購買行動が変わらなければ、ほんとにいい商品は生まれてきませんよ」
うーん、耳に痛い。


●男性(26歳)=現代の日本の生活の危険性がよくわかり、本当の意味で豊かになるヒントが書かれていて、いいと思う。

●女性(28歳)=この本からは学ぶべきことが非常に多く、日用品を購入するうえでの指針になります。
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