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心の治癒力をうまく引きだす

黒丸尊治(彦根市立病院緩和ケア科部長)[著]

1800円+税 四六判 200頁 2004年4月発行 ISBN4-8067-1287-6


病気が回復する力とは何か。治癒力を活性化させるコツとは。
「一生懸命なおそうと頑張って治療していたころは一人も治らなかったのに、何もしなくなったら、みんなよくなってしまった」------「まあ、いいか」療法など、心の治癒力を活性化することで多くの患者を治してきた医師が描く、診断、治療の実情と、治癒力の引き出し方。



「もしも、早く死にたい、という思いが出てきたら、すぐに『まあ、いいか』という言葉を心の中でつぶやいてみてください。実はこの言葉が、脳が形成した『べき』思考や、『ねばならない』思考の神経回路を切るためのとても有効な言葉なんです。ただ単にお経のように、心の中で『まあ、いいか、まあ、いいか、』とつぶやけばいいだけです。
最初は、言っている言葉にまったく実感が伴わないし、こんなこと、なんの意味があるんだろうかと思われるかもしれませんが、何度もやっているうちに、ある時ふと、『まあ、いいか』と言う言葉に、実感が伴うようになります。
その時には、うそのように早く死ぬべきだ、と言ったような思いは消えてしまいます。これが脳の神経回路をうまく切断できた瞬間です」

書評再録 読者の声
【主要目次】

はじめに

1章 「間違った思い込み」に縛られる人々
    「明るさ」という名の病
    「心の公式」と「間違った思い込み」
    「間違った思い込み」を書き換える

2章 原因がわかれば、本当に病気は治るのか?
    病気の「原因」は本当に必要か?
    幼少期の原因に気づけば病気は治る?
    原因の正体は?
    診断が先か、治療が先か

3章 患者さんは治療の目的地を知っている
    人は自分を癒す力を持っている
    こだわりを外す
    問題の解決に目を向けよう

4章 一人ひとりの目的地
    「わかってほしい」という叫び
    できるだけパニックを起こして!
    症状の意味を変える治療

5章 心の治癒力にスイッチが入るとき
    何が人を癒すのか
    「常識」という先入観を捨てるとは
    「枠を作る」という発想
    「まあ、いいか」療法
    逆説的アプローチの応用
    看護師の罠にはまるな!

おわりに ある患者さんから学んだこと