【主要目次】 |
【第1章 エコシステムマネジメントとは何か】 |
- 本書がめざすもの
(日本における新たな自然資源管理の胎動/諸外国における新たな自然資源管理への取り組み/本書の目的/本書の内容)
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- エコシステムマネジメントとは何か
(エコシステムマネジメント登場以前の自然資源管理/なぜエコシステムマネジメントが登場したのか/エコシステムマネジメントとは何か/実行に移されつつあるエコシステムマネジメント)
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【第2章 アメリカ合衆国国有林の展開と構造】 |
- 国有林の展開
- 国有林管理のしくみ
(国有林管理組織/国有林の計画体系/国有林の財政)
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【第3章 国有林改革の現状と展望---エコシステムマネジメントへの転換をめざして】 |
- 国有林改革の現状
(エコシステムマネジメントへの転換/エコシステムマネジメントの実行にむけて)
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- なぜ改革が可能となったのか
- 改革の展望
(議会/市民運動/森林局・国有林をめぐる制度的枠組/森林局内部)
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- 改革の成否はどこにあるのか
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【第4章 エコシステムマネジメントの壮大な実験---北西部森林計画】 |
- 北西部森林計画策定の経過
- 北西部森林計画で何が達成されたのか
(連邦有地管理方針の大きな転換/省庁間協力関係の飛躍的改善/組織改革の促進/本格的な地域政策の開始/新しい資源管理の手法を実行するための装置)
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- 北西部森林計画の問題点
(計画策定過程に関わる問題点/制度に関わる問題点/地域政策に関する問題/実行の装置に関する問題/計画をめぐる社会的・政治的環境の問題)
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【第5章 新しい市民参加を求めて---エコシステムマネジメントのもとでの新たな挑戦】 |
- アメリカ合衆国国有林における市民参加の問題点
(計画制度とその背景に関する問題/市民参加の過程や手法に関わる問題/職員の態度の問題)
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- エコシステムマネジメントと市民参加
(生態系のまとまりを扱う問題/市民参加をより実質化させる問題/柔軟な管理体制への対応)
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- 市民参加の新しい展開
(組織内部での改革への努力/国有林の枠を超えた共同関係の構築へ)
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- 市民参加の新しい姿を求めて
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【第6章 州政府による自然資源管理のしくみ---森林を中心として】 |
- 州自然資源管理の歴史と概況
(州森林政策の展開/森林政策の現状/森林政策を行う州政府行政組織)
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- ワシントン州における自然資源管理
(ワシントン州自然資源局/ワシントン州魚類野生生物局/ワシントン州州立公園・レクリエーション委員会/ワシントン州における自然資源管理制度のまとめ)
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【第7章 協定に基づく森林環境保全---環境ADRの可能性と限界】 |
- 森林施業規制と環境ADR
(森林施業規制の必要性とそのあり方/環境ADRの概念と本章の課題)
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- TFW協定の成立
(ワシントン州におけるサケ資源をめぐる状況/TFW協定の源流としての2つの紛争/TFW協定の成立/TFW成立の条件)
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- 森林施業規制の内容としくみ
- 継続的過程としてのTFW
(TFWはどのように森林施業規制の三つの課題にアプローチしたのか/継続的な合意形成過程を成立させた条件について)
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- TFWにおける環境ADRの限界
(弱者の参加の限定/地域資源管理視点の欠如/市民参加の不在)
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- 流域管理にむけて
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【第8章 エコシステムマネジメントの収斂としての流域管理】 |
- 注目を集める流域管理
- なぜ流域管理なのか
- 連邦政府における流域管理への取り組み
(環境保護庁の流域保全アプローチ/森林局の流域保全アプローチ)
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- ワシントン州における流域管理にむけた取り組み
(事業による流域保全---「環境のための雇用創出」事業/誘導による流域保全---保全地区による環境保全型農業経営への転換支援/流域保全にむけた枠組みづくり)
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- 流域保全にむけた住民運動の展開
(全国レベルの運動/ワシントン州における流域保全運動の組織化)
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- 流域保全活動の事例---ニスクオーリー川協議会
- 流域保全活動の基礎条件と展望
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【第9章 日本の自然資源管理のパラダイム転換にむけて】 |
- パラダイム転換を行うための基礎条件
(市民参加/職員の多様性・専門性/科学性の確保/資源管理の主体としての市民の成長)
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- パラダイム転換---何に、どう備えなければならないのか
- パラドックスを超えて
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