著者……福田晴夫 →→著者略歴と主要著訳書 高橋真弓 →→著者略歴と主要著訳書 3400円 ●2刷 A5判 236頁 1988年5月発行 既知の情報を整理し、体形づけ、どこまでわかっているかを明示した、これからの日本の蝶学に欠かせない蝶研究者必携の書。近年になって、大学・研究所でも蝶を主題とした研究がさかんに行われるようになり、分類学はもとより、生態学・行動学・生理学・遺伝学などの分野で、数々の成果が発表されている。しかし、一方において、地域的な分布調査や移動(渡り)の調査、食性、行動などの調査・研究のように、昆虫学を職業としない広義のアマチュアに残された分野は広く、しかもその奥は深い。本書は、時間や設備、文献など研究条件に恵まれない、一般のアマチュアや学生の蝶の生態研究、観察の指針となるようにまとめられた絶好のガイドブックである。