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滅びゆく日本の昆虫50種

【書評再録】


●2001年11月13日現在、登録なし
【滅びゆく日本の生物シリーズに寄せられた書評再録】

●読書人評(1993年5月24日号)=日本の絶滅の危機にある生物と、すでに消滅したいくつかの種を紹介している。種の解説と現状が述べられ、各種ごとに1ページ大の丁寧な図が挿入されており、いったいどんな生き物なのかわからない人にとっても便利である。中にはなかなか素晴らしい腕前の装画もあり、見ているだけでも楽しめるようになっている。
種の解説は2ページ、およそ1300文字。多くの種についてはなかなか専門的で、その種の貴重なことがよく理解できる。記述した生物を実際に研究してきたさまざまな研究者が書いているからだろう。そうそうたる名前が連なっている。

●野鳥評(1993年4月号)=環境庁の日本版レッドデータブックなどから動物、昆虫、植物それぞれ50種を取り上げて詳しく解説する。鳥類はアホウドリ、タンチョウ、など14種を取り上げる。

●WWF評(1993年4月号)=これまで身近な存在であったはずの生き物たちが、絶滅の危機にさらされている。より多くの人々に彼らの存在を知ってほしい気持ちが、この三部作ににじみ出ている。私たちはこの生き物たちを生き残らせることができるのだろうか? 自問しつつ読みたい。

●大学進学研究評(1993年7月号)=執筆者はフィールドワークを重ねた人々で、机上の論説者ではない。文章から現場の悲鳴とも言うべきものが伝わってくる。
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