豊崎博光(とよさき ひろみつ)略歴
フォトジャーナリスト。
1948年、横浜市生まれ。
復帰前後の沖縄、在日韓国人・朝鮮人、アメリカ・インディアンなどを取材後、1978年にアメリカが核実験を行った太平洋中西部、マーシャル諸島のビキニ島住民や水爆実験の死の灰をあびせられたロンゲラップ島住民などの取材を始めたことをきっかけに、以降、世界の核実験場、ウラン鉱石採掘場、原子力発電所などの施設とそれらが生み出した放射能に汚染された風下地域に住む被曝者、環境と地域社会への影響などを取材。
また、世界各地の反核・反原発運動や被曝者大会なども取材。
本書について「放射能も放射線も、それによる人間への被害や環境、地域社会への影響も目には見えない。見えないことを写真に撮ることは至難の業である。私は何度も現場を訪ね、また調査取材することで、核の風下の人びとの心と暮らしを写真に収めてきた」と語る。
核問題を撮影する世界の写真家グループ「アトミック・フォトグラファーズ・ギルド」会員。
主な著書
アトミック・エイジ 地球被曝はじまりの半世紀」、
「グッドバイロンゲラップ ---放射能におおわれた島---」(以上 築地書館)、
「アメリカ・インディアン」「核よ驕るなかれ」「核を撮る--あるフォトジャーナリストの旅日記」「核に蝕まれる星・地球」などがある。


アトミック・エイジの表紙画像
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