黒岩秩子（くろいわ　ちづこ）略歴

1940年　名古屋生まれ。 1960年　学生運動で知り合った黒岩卓夫と結婚（旧姓北大路）。 1963年　東京大学を卒業し、高校教諭（数学）に。 1970年　保母に転職。調布市保恵学園保育園に勤める。 1971年　新潟に引っ越し、浦佐保育所保母となる。以来18年間、町立保育所の保母をつとめる。 　この間、萌実（もえみ）・宇洋（たかひろ）・海映（みはえ）・巖志（がんじ）・乙水（いつみ）・帆姿（ほし）・揺光（ようこう）の７人の子どもを出産。子育てをしながら仕事をつづける。 1990年より登校拒否児・ハンデのある人たちのスペース、大地塾を主宰。塾生たちに教えられることの毎日。ここでの経験が議員活動のもとになっている。 1995年　参議院議員選挙に、新党さきがけから比例代表区で立候補。 1998年　大地塾閉鎖。 2001年　3月　繰り上げ当選で参議院議員に。厚生労働委員会に所属し、5カ月間議員として活発な活動を繰り広げる。 2001年　7月の参議院議員選挙に東京選挙区から立候補するが、おしくも落選。 　現在は地元新潟にもどり、「共に育つ会」の仲間と立ち上げた社会福祉法人の評議員を務め、ケアハウスの運営にたずさわる。また、知的障害者虐待事件の裁判、無年金障害者の裁判の傍聴・支援など、地域の人たちとともに、地道に活発に活動をつづけている。

主な著書 『７人の母、国会を行く　ひきこもり、障害児者とともに』 『おお子育て』『続おお子育て』『ヘビも毛虫もお友だち』『ヘンテコおばさんと子どもたち』（教育史料出版会）、『育てあい家族』『未来をはぐくむ大地から』（径書房）、『個性が育つ目配り気配り』（明治図書）、『わがまま？　いじめ？　勉強？＝何も教えない子育て』（世織書房）など。

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