魚の自然誌 光で交信する魚、狩りと体色変化、フグ毒とゾンビ伝説




フタスジリュウキュウスズメダイ

ホウセキキントキ

ヘレン・スケールズ[著] 林裕美子[訳]
2,900円+税 四六判上製 368頁+口絵16頁 2020年1月刊行 ISBN978-4-8067-1594-8

体の模様・色はなんのためにあるのか、
浮袋が先か肺が先か、
ナマズはハトの捕まえ方をどのように学ぶのか、
群れの中で魚どうしぶつからないのはなぜか、
大きな口で丸呑みする捕食者からいかに逃れるのか、
フグはなぜ自分の毒で中毒しないのか。

世界の海に潜って調査する気鋭の魚類学者が自らの体験をまじえ、
魚の進化・分類の歴史、紫外線ライトで見る不思議な海の世界、
群れ、音、色、狩り、毒、魚の思考力など、
魚にまつわるさまざまな疑問にこたえる。

【原著書評より】
本書のどのページにも、きらきらと輝く色彩、別世界のような特殊能力、息をのむような物語があふれ、
ヘレン・スケールズの筆の力で魚の世界を間近に見ているような気分にさせられる。
魚はどこにでもいる生き物なのに、すぐに、ワクワクするような未知の存在にもなる。
本書は青い地球を新しい目線で見るための入門書だ。
私たちの住んでいる世界やそこに生息している生き物がますます好きになることだろう。
――サイ・モンゴメリー(『愛しのオクトパス――海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界』著者)

本書は、底がガラスでできた美しい船のようなもので、
水中の不思議な世界を楽しく鮮やかに見せてくれる。
物知りな船のガイドとして著者ほどの適役はほかに誰もいない。
――ダラス・キャンベル(科学キャスター、サイエンス・ライター)

本書ほど魚についてのわかりやすく、驚きに満ちた、一般読者向けの科学本はないだろう。
――パブリッシャーズ・ウィークリー

著者の魚に対する愛と畏れは、伝染性がある。
――サイエンス

広大で野心的な水中の旅――魚に関する魅力的な知識がちりばめられている。
――ニューヨーク・タイムズ

著者は、大胆なアプローチで魚を生き生きと描き出している。
魅惑的な水中の世界に興味がある人なら誰でも楽しめる一冊
――カーカス・レビュー(アメリカの書評誌)

この素晴らしい本が出版されたことで、飼っている金魚を見る目も、スーパーの魚売り場を眺める目も、
船上から銀色の魚影を追う目も、珊瑚礁の色とりどりの世界を眺める目も変わるだろう。
地球の生き物に興味がある人にとっての必読書。
――ヘレン・チェルスキー(物理学者、海洋学者)

どのような水域の魚であろうと、魚が好きな人なら、
本書を読むとさまざまな新しい発見があって、驚くことだろう。
魚がそれほど好きでない人が本書を読むと、魚が好きになること請け合いである。
――カール・サフィーナ(生態学者、『海の歌――人と魚の物語』著者)


著者紹介・訳者紹介

目次

プロローグより抜粋

訳者あとがき

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