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熱帯雨林の生活
ボルネオの焼畑民とともに

著者……井上真 →→著者略歴と主要著訳書
2200円 ●2刷 四六判 290頁 1991年7月発行

太古の昔から、熱帯の生態的秩序を乱すことなく、自然と人間が共存できる、すぐれた土地利用システムである焼畑。
この焼畑が、なぜ、突然「熱帯林破壊の元凶」と言われるようになったのか。
貨幣経済の浸透による焼畑システムの変容を、三年近い現地調査から解明する。
開発と開拓の最前線で、人間社会のありようと、その環境への影響をみすえる書。

「森の民」との生活に迫ったフィールドワークが、あの「世界ウルルン滞在期」の発想を生みました。

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【主要目次】
序章
●ボルネオへの道
●試練
●焼畑研究の現代的意義
●本書の内容
第1章……トランスマイグレーションの村へ
●調査を始めるまで
●調査の方法
●移民たちの村へ
●トランスマイグレーションとは
●トランスマイグレーションの評価
●ブキット・ラヤ村
●水田耕作の種類
●水田作業の時期および技術
●労働の形態
●トランスマイグレーションと焼畑耕作
●家計はどうなっているのか
●彼らは貧しいのか
第2章……ケニァ・ダヤック族との出会い
●寡黙な人々
●身分制度の名残り・入墨
●政府による人口再定着プロジェクト
●聞き取り調査のむずかしさ
●焼畑跡地の植生区分
●植生調査
●原生林の選び方
●人々の生活
●薪の採取
●村の結婚式
第3章……ボルネオ中央高地にて
●新しい仲間
●ケニァ・ダヤック族とは
●アポ・カヤン地域--ケニァ族の故郷
●人口流出の背景
●ロング・ベタオ村--一番奥の村
●色濃く残る伝統的政治組織
●ロングハウスでの生活
●日常生活での相互扶助
●物々交換中心の生活
●土地保有制度
●生態系に適した焼畑用地の循環利用
●焼畑の技術と道具
●労働組織
●民族宗教からキリスト教へ
●日本人は強い?
●村人からのプレゼント
第4章……中央高地から下りてきた人々
●アポ・カヤンでひらめいたこと
●二つの集落
●「伝統」対「近代」
●変容する人々の生活
●循環焼畑システムの変容
●クリスマスの夜
●イギン氏の結婚
●ケニァ料理
●ケニァ族の語り物
●スィゴウ・ベラワン物語
第5章……商品作物を導入したケニァ族
●コショウの導入
●サマリンダ市郊外の集落
●長い耳が恥ずかしい
●さまざまな変容
●人心の離反--ルガン氏の活躍
●呼び名の変遷
第6章……コショウを栽培するブギス族
●多くの人が恐れるブギス族の集落へ
●カルヤ・バルー集落
●政治組織
●土地の使い方
●コショウ生産
●土地保有と家計
●コショウの流通
●カラム・ムムス・ダラム集落のコショウ生産との違い
●熱帯林消失に関連して
第7章……ブヌア・ダヤック族の村へ
●籐の産地
●ブヌア族とダメイ郡
●対照的な二村
●土地保有
●土地の循環利用
●ラタン・フォレストリー
●家計内訳の相違
●籐の流通・輸出
●シャーマンによる病気の治療
第8章……プナン族を求めて
●プナン族とは
●森に生きる
●森林産物の交易
●原点への旅
●なかなかつかめないプナン族の情報
●狩猟・採集生活の実態
●一番下流のプナンの村
●焼畑耕作の導入
●森林産物の販売に頼る家計
●森林産物の流通
●最後のインタビュー
●別れ
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