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日本の森林植生

著者……山中二男 →→著者略歴と主要著訳書
1900円 ●補訂新装版5刷 A5判 224頁 1990年3月発行

国土の3/4ちかく占めている日本の森林の中で、どれだけが自然林として残され、開発はどこまで許されるのか。
その現状と将来どう育てるべきかを、長年、日本の山野をつぶさに研究してきた著者が正確に分析する。あわせて最近の動きにも言及した。

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【主要目次】
第1章・森林---その定義と種類
1.森林とは
2.森林の構造
3.相観と生活形
4.森林の種類
第2章・日本の森林帯---森林と気候的環境
1.森林と気候
2.森林帯論の基礎
3.森林帯と温量指数
4.垂直的森林帯
5.森林帯についての問題点
6.亜熱帯林
7.暖温帯林
8.中間温帯林
9.冷温帯林
10.亜寒帯林
11.太平洋側の森林と日本海側の森林
12.瀬戸内の森林
第3章・森林と土地---地形、地質など
1.土地の影響
2.海岸のウバメガシ林
3.その他の海岸林
4.山地の針葉樹林
5.北海道のアカエゾマツ林
6.湿地林・河辺林・渓谷林
7.石灰岩地帯
8.蛇紋岩地帯
9.火山
第4章・森林の変遷---遷移、極相および二次林
1.地史的遷移
2.生態遷移
3.極相
4.極相林の性質
5.陽樹と陰樹
6.二次林の性質
7.日本の二次林
8.森林の破壊
第5章・日本の森林の分類---とくにチューリヒ・モンペリエー学派を主に
1.植生と植物群落
2.分類の基準
3.分類単位
4.研究方法
5.日本の森林の分類の経過
6.チューリヒ・モンペリエー学派の研究
7.組成からみた日本の森林
第6章・日本の植物地理区分---区系区分と森林
1.日本の区系区分
2.小笠原
3.沖縄・奄美
4.太平洋側
5.日本海側
6.北海道
第7章・日本の森林の特徴と現状---まとめ
1.日本の森林の特徴2.残された問題と現状
第8章・森林の保護---その必要性、現状および将来
1.保護の基礎
2.生態系と森林
3.森林の機能
4.森林の利用と保護
5.保護の現状
6.将来の保護
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