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百姓仕事で世界は変わる
持続可能な農業とコモンズ再生


ジュールス・プレティ(エセックス大学環境社会学教授)[著]

吉田太郎[訳]

2800円+税 四六判 400頁 2006年2月発行 ISBN4-8067-1325-2

世界各地の自律した百姓たちが、環境への深い洞察力とコミュニティ再生とを武器に携え、いまひそやかに革命を起こしはじめている。

世界の農業の新たな胎動や、自然と調和した暮らしの姿を、52カ国でのフィールドワークをもとに、イギリスを代表する環境社会学者が、あざやかに描き出す。

ヨーロッパでの地産地消やスローフード、キューバやグアテマラの有機農業、アジア各地で広まる無農薬稲作、ブラジルで進む不耕起農法、マダガスカルの超増収稲作、食の安全・安心、遺伝子組み換え農産物、コミュニティ菜園、景観保全……

この新たなうねりは、日本農業にいかなる波紋をなげかけるのか。
地方農政の実務に携わる訳者による解説つき。

訳者のサイトで書評などがご覧いただけます。
http://www14.plala.or.jp/Cuba/libro.htm

書評再録 読者の声
【主要目次】

序 章 持続可能な農業への静かなる革命
第1章 世界の自然を守ってきた伝統農業
第2章 コモンズの破壊がもたらした光と陰
第3章 食の安全・安心と農業・農村の多面的機能
第4章 途上国で静かに進む有機農業革命
第5章 地産地消とスローフード
第6章 遺伝子組み換え農産物
第7章 社会関係資本とコモンズの再生
第8章 未来への扉を開く先駆者たち
訳者あとがき 世界の農業の新たなうねりが、日本の農業に投げかける意味