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自然エネルギー市場新しいエネルギー社会のすがた

飯田哲也[編] 執筆者一覧

2800円+税 四六判 344頁 2005年3月発行 ISBN4-8067-1303-1


自然エネルギーに携わる編者を含む15名の第一線の専門家や研究者が書き下ろした本です。

今後、日本でも「本流化」していく自然エネルギーの全貌と、最前線がわかる。

風力、太陽光、バイオマスなどの再生可能な自然エネルギーが、石油に代わり、世界の産業界を変えつつある!
とりわけ欧州や米国を中心に著しい成長が加速し、自然エネルギーの産業と市場が形成されつつある。その普及に伴い、関連ビジネスも活発だ。
本書は、21世紀に初めて世界的に出現しつつある自然エネルギー市場を捉える試みとして、エネルギー政策はもちろん、環境政策、産業政策、そして持続可能な社会などの視点から見渡した上で、過去に類のない、今日的な論点を提示する。

自然エネルギー10のメリットとは、、、、、、?

1地球温暖化の防止
2地域の環境問題の解決
3日本のエネルギー自給向上
4自然エネルギー産業の育成
5健全な雇用の創出
6地域資源の有効活用
7エネルギー政策の地方分権化
8意思決定への市民参加
9地域社会の活性化
10生きた環境教育の提供

環境・エネルギー問題に関心のある読者から、研究者や政策決定者、環境NPO、関連企業のビジネスパーソンにも新しい視野を広げてくれる本です。

書評再録 読者の声
【主要目次】

はじめに〜本書を読まれる方へ

プロローグ〜日本は自然エネルギー先進国か?

第1章 本流に向かう自然エネルギー
    自然エネルギー政策はどう展開してきたか 飯田哲也

第2章 自然エネルギー市場の最前線
    風力発電ビジネス 堀 俊夫(ユーラスエナジー)
    バイオエネルギー市場 熊崎 実(岐阜県立森林文化アカデミー)
    太陽光発電市場 富田孝司(シャープ ソーラーシステム事業本部長)
    風力発電のプロジェクトファイナンス 村上 芽(日本総合研究所)
    RPS市場の登場 船曳 尚(ナットソース・ジャパン)

第3章 市場・地域・市民による新たな挑戦
    グリーン電力ビジネス 正田 剛(日本自然エネルギー)
    CDM等柔軟的措置の活用 吉高まり(三菱証券)
    自然エネルギーへの投融資 丸山亜紀(国連環境計画)
    木質バイオマスエネルギー活用への挑戦 阿部 健(岩手県)
    市民風車の普及と広がり 鈴木 亨(北海道グリーンファンド)

第4章 日本の市場はこれからどうなるのか
    地域エネルギービジネスの新パラダイム 山口勝洋(自然エネルギーコム)
    新エネルギー産業ビジョン 中島恵理(経済産業省)
    自然エネルギー国際政治の展開 大林ミカ(環境エネルギー政策研究所)
    自然エネルギーと地方自治 逢坂誠二(北海道ニセコ町長)

まとめ 日本の自然エネルギー市場の展望 飯田哲也

あとがき〜自然エネルギーという新しいパラダイムへ

著者略歴
用語解説

*執筆者の肩書きは執筆当時のものです。