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不知火新考

著者……立石巖 →→著者略歴と主要著書
2400円 四六判 232頁 1994年10月発行

世界のいずれの地にも見ることのできない謎の神火「不知火」の歴史的考察も含め、その発生のメカニズムを30年にわたる実験と現地調査にもとづいて解明する。

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【主要目次】
第1章・不知火とは何か
●神秘の不知火
●万葉集と不知火
●国語辞典における不知火の解釈
●歴史における不知火の登場
●白髪山の怪火
●火の国と不知火
●火邑の蜃気楼
●「不知火」とは何か
●諸方面における不知火の原因解明
第2章・不知火の実態
●昭和11年における宮西先生の研究
●第2回の宮西先生の調査
●その他の不知火観察
●宮西先生のユニークな諸調査
●宮西氏による不知火の形態的分析
●不知火海(八代海)の自然環境
第3章・不知火の研究
●見えなかった不知火●不知火現象についての専門的諸解説
第4章・実験によるアプローチ
●実験を思い立つ
●宮西先生の実験
●現地調査よりの判断
●自然状況を加味しての実験
●ついに発見した実験装置での不知火現象
●分火観測のための装置
●シュリーレン写真の撮影
●総合不知火観測実験装置
●熱源長と分火幅との関係
●温度差と分火幅の関係
第5章・不知火をとらえる
●不知火海における自然状況--視線方向の連続温度に関連して
●不知火の実体について
●不知火の発生
●考えられる不知火発生の原因
●広大な州平原の起こす異常気流
●視線方向の風による縦型気層の出現
第6章・不知火現象の気象的機構
●寺田先生による層流発生の実験
●熱板上に層状気流の発生を見るための実験
●不知火発生原因の総合的判断
●不知火発生時の不知火海周辺の自然及び人為的環境
第7章・まとめとして--関連諸現象など
付録・計算による分火現象へのアプローチ
●実験と調査よりの推定
●平行空気層における入射光の屈折
●空気の屈折率と温度の関係
●垂直気層の温度勾配
●気層の有効長と屈折幅との関係
●実験例と計算値との対比
●不知火海の場合
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